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チベットの南で_インドvs中国

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インド国境近くにトンネル完成、部隊の迅速な展開可能に―中国

インド・アルナーチャル・プラデーシュ州に隣接するチベット墨脱県でこのほど、中国軍工兵部隊によりトンネルが貫通した。これにより、同県に至る自動車道路「墨脱公路」がまもなく完成、同地区への中国軍の展開が容易になった。中国は、同州がインドにより不法占拠されていると主張している。鳳凰網が報じた。 続きを読む…

温家宝訪インド抗議デモのフォト

Protest Wen Jiabao’s Photostream

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どこで見つけたか失念して定かではありませんが、Instapaperにありました。

せっかくなので紹介します。公開目的だったことは確かな筈なので問題はないと思いますが、念のためサンプルは一枚だけ。あとはリンク先で見て下さい。

世界情勢の中のチベット問題

インドがチベット南側に偵察隊5000人―中国

2010/11/24(水) 19:25

インド軍は今月11日、チベットの南側にあたるアルナチャルプラデシュ州、5000人の「アルナチャル偵察隊」を新設、配置した。インド側はこれまで、「アルナチャル」という地名を出すことを意識的に控えていたが、この地名をつけた部隊が今回、初めて誕生した。インド各メディアはこのところ、14回目となる中印両国国境紛争調停会談が近くニューデリーで行われるとしきりに報じている。中国青年報などが伝えた。

両国国境紛争の調停会議を目前に控え、また、インドのシン首相が両国国交樹立60周年を記念して温家宝首相をインドに招待して2週間も経たないこの時期に、インド軍は国境に5000人規模の偵察隊を配置した。

偵察隊の隊長は、このような動きを弁解するかのように「中印国境地帯は現在、平和な状態にあり、中国側からの脅威はまったく感じていない。両国関係は極めて友好的だ」と話す。

中国の温家宝首相とインドのシン首相は、先月29日にベトナム・ハノイで10回目の首脳会談を行った。温家宝首相は両国の国交樹立60周年を祝うため、訪印する意向を示した。両国首脳は、双方が引き続き国境地帯の平和と安定を守り、平和と友好、対等な会話、相互尊重、相互理解という精神に基づき、お互いの関心について配慮し、双方がともに受け入れることができる公平で合理的な国境紛争問題解決案を模索していくことで合意に達した。

中国のアナリストは「両国国境に新たな武力配置を現時点であえて断行することは、インドにとって賢明な行動とは言えない。それどころか、自信のなさを自ら暴露しているようなものだ」と指摘する。(編集担当:松本夏穂)

チベット関連のニュースを拾っていて感じるけど、インドは軍事的にかなり中国を警戒してる。尤も、一方で経済的な関係を深めて互いに市場の旨味を求めあっているから、一部の人が期待する単純な「中国包囲網」なんてのは実質的には妄想と云えるレベルだろう。

チベットにとっては他人事どころか自分たちの未来に大きく影響する二国間の関係だけど、インドも中国も、それぞれ内に重症問題を孕みながら、周囲の隣接する国々(日本も含まれる)のほぼ全てとも殺伐とした難問を抱えている。そこに欧米露も加わって、まあ実にややこしい。

チベットにとって、やはり第一の頼りはアメリカであるのは確かだが、そのアメリカもイラク、アフガン、パレスチナ、北朝鮮を抱えてる。ちなみにイスラエルに最近ロシアが接近してきているというし、トルコは独自色を強めて(アメリカにとって)キカンボウになってきた。南米にもチャベスたち反米政権がおるしねえ。

更にアフガン問題ではパキスタンの存在がネックと云うか何ていうかね。パキスタンからすれば、カシミール紛争と北部の独立?(よく知らないが)運動とタリバン政権を上手く天秤にかけて微妙なバランスをとっていたのをブッシュJr.がぶっ壊したわけで、本音はいい迷惑だろう。更にムンバイのテロ事件と言った形でインドにまでトバッチリ。(この辺、かなり独断と偏見ありますが、ぶっちゃけこんなところではなかろうか。かなり乱暴だけども…)

とまあ、そんなわけで、まだまだ他にもあるけど、今やチベット問題一つ考えるにしても、いろいろ世界に目を向けなくちゃならんのだなこれが。大変よもウ。

もちろんチベットに限ったことじゃない。どんなに局所的な問題でも地球規模で世界各地と何らかの関係をもっている。

だからといって問題を徒に拡大して複雑にするのも現実的ではない。広い関係性を理解しながら焦点を絞ってゆかねばならない。この点で、単純に中国の悪口言ったり皮肉ったりするしか頭にない人は、チベット問題に関わる前にもっと視野を広げるべきだ。一つの方向から物事を見るだけでなく、逆の方向からも見る思考の目をもたない人は、狡猾な人に利用されるのが落ちだわね。

 

ちと一般論の方に話が広がりすぎたな。時間も時間なので、この辺にしておきますが、何れにしてもインドと中国の関係は、今後ますます注意深く観察する必要がある。