名称

チベット人は、チベットのことを「བོད་(プー)」と呼ぶが、現在では国際的な共通語として英語表記の「Tibet」も用いている。(日本を「Japan」と表すのと同様)

チベット語表記 བོད་
チベット語ラテン文字表記 bod
国際音声記号表記 [pʰøʔ]
上記の片仮名転写 プー、またはポェ
サンスクリット語(ヒンディー語・ネパール語)ラテン文字表記 Bhota
満洲語表記(メルレンドルフ式ラテン文字表記) Tubet
モンゴル語表記 Tübet
中国語表記(ピンイン) 土伯特(Tŭbótè)
英語表記 Tibet
上記の片仮名転写 チベット
チベット民族が分布する諸国 ブータン、インド、ネパール、中華人民共和国

「チベット」

日本で一般的に使われている「チベット」は、「Tibet」(英語)のカタカナ表記であるが、その原型を辿ると、かつてモンゴル人がチベット人を「高地トボ族」( to「高い」Bod「ボド族」)と呼んでいた時代にまで遡る。それがシルクロードの商人たちによってアラブに伝わり「チュベット」「トゥバット」に訛り、更にヨーロッパ、アメリカに伝わって「Tibet」になったと言われている。そして、今度は大きく東の端っこの島国までやって来たのである。

「西蔵」

中国では1725年ごろから現在にいたるまで中央チベットとその周辺だけをさす地域呼称として使用され、アムドやカムを含むチベット全域の総称としては使用されていない。日本では明治期から昭和中期にかけて、中華民国や中国国外の華僑等の間では近年、「Tibet」の訳語として「西蔵」を用いる例がある。チベット全域をさす漢字表記による総称としては、主として清代に通用した土伯特、唐古特等がある。

吐蕃の「吐」

2 つの伝承がある。

一つは、大昔、湖だったチベットでは、湖岸の岩窟に住む人々がお互いに大声で叫びあって暮らしていた。そこで「叫ぶ」「呼ぶ」の「プゥ」を「吐」に当てた。

もう一つは、大昔、悪魔が人間界に降りて悪さをし、人々を困らせていた。この悪魔には角があり、舌が黒いので、チベット人どうしが挨拶するときには、自分が悪魔でない証として帽子をとって(角がない)舌を出す(舌が黒くない)ようになった。この舌を出す習慣から、「舌を出す」=「吐」の字を当てた。

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